建築士の
ひとり言
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建築士のひとり言  


No6(2006/07/21)

仙入 洋
遊墨設計 

建築士の役割

世の中、いろんな建築士がいます。
世界をまたにかけて大活躍している者、個人でひっそりと地元に根付いて活躍する者、さらには耐震偽装などという不名誉な事件を起こす者まで、同じ肩書きでありながらもその中身は多種多様です。

先日、某有名建築家T.A氏の講演会に参加した際、「若い頃は施主の存在などほとんど考えず、自分の思うとおりに設計していた」と言い切るのを耳にして、建築士の役割って一体なんだろうと改めて感じてしまいました。

同じ建築士でも考え方は各人で異なり、それぞれ役割分担があって当然だと思います。従って、受け入れてくれる依頼主がいるのであればT.A氏のような考え方があっても良いとは思いますが、果たして「自分はどんな建築士を目指すのか?」と考えたとき、少なくとも、T.A氏のような考え方だけはできないことはわかります。

では一体、1建築士として、自分は何ができるのか?或は何がしたいのか?そうした想いがうちの設計事務所での喫茶や勉強会という活動に表れていると思うのですが、まだまだ試行錯誤中で結論は出ていません。

そんな中、うちのホームページを見てその設計事務所のあり方に興味を持った方(OWL仕事研究会主催者)から連絡があり、是非とも公開で話を聞きたいということで、うちの事務所で「公開インタビュー」を行うことになりました。私のような経験の浅い者が「建築家のシゴト」について語るなど恐れ多いのですが、「可能な範囲で質問に答えるだけでよい」ということですので、謹んでお受けすることにしました。これを機に、自分の考えが少しでも整理でき、建築士の仕事が少しでも一般に知られればと考えています。

宣伝のようになり誠に恐縮ですが、もしもお時間・興味などありましたら、少しでも多くの方に参加していただければと考えております。

OWL仕事研究会:http://homepage3.nifty.com/OWL/forum.html