国際茶楼Vol.2上海セレナーデ・ヒューデックの作品を中心に


今年7月に訪問し実地に歩きまとめたものを紹介したいと思います。上海の歴史的な背景と発展する現況も見ていただきます。
日 時 : 11月17日(金) 18:30
会 場 : 大阪府建築士会会議室(予定)
講 師 : 森田茂夫
参加費 : 1,000円(資料代含む)
定 員 : 30名
※プログラム終了後懇親会開催、参加費3,000円



ヒューデック設計:沐恩堂


ヒューデック設計:ビール工場


めざましい経済発展を続ける中国の中でも上海は群を抜いている。しかし、100 年前にはまだ列強各国の租界地として市の中心部は抑えられていた。その一方で、路地裏には今も残る長屋住宅(里弄建築)がいま徐々に失われつつある。そこには超高層マンションが建てられ売り出されている。中国は毛沢東主席以後、鄧小平が改革開放路線を進め、上海の位置は急激に上がっている。そして現在、中国の都市ナンバー2として、また中国経済の中心として発展している。この租界地であった頃に欧米諸国の設計事務所が上海に進出し活動していた。その中の一人にヒューデックが挙げられる。彼の作品は教会・ホテル・住宅・映画館・工場等多岐に渡るがそれらを今年視察してきたものも紹介していきたい。また過去に上海で活動してきた建築家や上海の街づくりに関しても部分的ではあるが皆様に紹介したい。上海の里弄住宅が壊されていると書いたがそのスピードは速く、一部観光化されているものは除き、撤去して高層マンションに建て替えられているのは、中国経済のGNP を挙げる為に必要なのか?我々住んでいない者はそれらを残せと言うが、経済発展を望む上海市民や政府は経済発展のためには仕方がないと言うのであろうか?