建築士の
ひとり言
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建築士のひとり言  


No3(2001/07/28)

竹田敦子
株式会社 竹田義建築 

熊本へ行ってきました

去る7月13日、14日と、全国女性建築士連絡協議会に出席しました。

平成2年より毎年この時期に、全国より女性建築士が一同に会し、一日目はテーマに添った講演会、二日目は分科会に分かれてのディスカッションをします。

今年は「地域と共生する居住環境づくり」をテーマに、熊本市国際交流会館に総勢約250名が集いました。 ゲストとして、エクセルギー理論の宿谷昌則氏、熊本アートポリス建築家の藤森照信氏、水俣市役所の吉本哲郎氏。「環境共生」に対する地球規模の視点から、地域における建築、まちづくり実践まで、それぞれの専門の立場からのお話が伺えました。

 二日目の分科会で私は「高齢者関連」に参加。 日本には、75歳以上の老人が約550万人にも上ると報告されており、その中で寝たきりや、他の庇護を受けなくてはならない人が約25%ということです。しかし、まだまだポテンシャルが残っている人の数は決して少なくないと思われます。 高齢者を、弱者、援助を要する者としてだけ捉えるのではなく、知識、経験、活力等を秘めた社会資源として開発していくことは、超高齢化社会にとって大切なことでしょう。

 そのまま帰阪するのはもったいないので、温泉でもう一泊

 アートポリスガイドマップを片手に熊本を観てきました。再春館レディースレジデンス(妹島和世)、県営竜蛇平団地(元倉真琴)、八代未来の森ミュージアム(伊藤豊雄)、松浜軒(旧八代城主松井家御茶屋)、県立装飾古墳館(安藤忠雄)、八千代座(重要文化財)などなど・・・

ガイドマップはカラーで写真入でわかりやすくて、東大阪市でも作れたらいいですよね