建築士の
ひとり言
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建築士のひとり言  


No5(2003/03/03)

磯田 吉郎
(株)磯田建築設計事務所 

本質を忘れていないか?

私は、高齢者の方やその家族、ケアマネジャーさんからの住宅の改修について、相談がよくあります。

お陰でここ近年、小さな現場ですが、介護保険や助成金を利用した宅改修を各地で行っています。

今回、東大阪市内の二人暮しの高齢者の住宅改修の依頼があり市役所の介護保険課と障害福祉課に相談に行ってきました。

実は、今回で東大阪市内の相談は2件目なのですが、今回も幻滅したことを、皆さんにお知らせしたいと思います。

まず第
1に、介護保険課と障害福祉課の連携が全く取れていないこと
        これは、建物が違うので、話が伝わらない構造に問題があるのか
        と思ったが、そんな事は電話で話すなり、お互いが行き来して
        情報交換すれば良いことで、理由にはならず、民間企業なら
        信用問題になり、売上ダウンになってします。
        役所の怠慢としか思えない。

   第2に、窓口の担当者の勉強不足が不愉快になる。
        もっと、各地の行政を見習うなり、勉強会をして経験の無さを補うべきである。
        
   第3に、自分たちの都合で動いている態度が、目を疑いたくなる。
        同じ担当者で、同居のご夫婦の申請書類で、添付の写真をどうして、人数分
        必要なのか?
        それぞれに必要なのは行政側の言い分で、全く持って同じ写真を2枚も
        それも、同じ担当者が判断するのに、理解に苦しむ。
        その担当者は、同時に見る能力が無いとしか思えず、その様な無能な担当者を
        雇っている行政に甘えが見える。
        事実、東大阪の失業率が最悪な状況になっているのにも関わらず、市の担当者が
        平気で無駄なことを要求することに、真剣さが感じられない。
        
   第4に、障害福祉課の受付担当の阪田主幹の態度が疑いたくなる。
        困っている高齢者の相談に行ったにも関わらず、今年度の助成金は底を着いたので
        聞けない「無い袖は振れない」と言う態度で、聞こうともしない。
        更に、「庁舎移転の為、書類は今、受け付けない様にしている」とまで、言う始末だ!

全く持って、自分がこの東大阪市で仕事を(高齢者の改修相談)するのに、やる気が無くしてしまう。
私は、最近では、大阪市内の相談が多くなり、大阪市も予算が厳しいにも関わらず、対応はすばらしい。
他にも、堺市・柏原市・藤井寺市・西宮市 で経験したが、東大阪市のような対応は無かった、まず、担当者の意識が高い。
自分は、公務員である自覚、福祉担当者である自覚が伝わってくる。
困っている方の役に立つサービスは行政側として、何ができるのかを、一緒に考えてくれている。

そう言う意味では、昨年も感じたことだが、わが町東大阪市の介護保険課と障害福祉課の担当者は全く持って、公務員の意味と福祉課担当者の自覚が無い者が多いのではないだろうか?
情けない状況だ!
せっかくの、立派な新庁舎なのに、人材に問題ありと、他市から言われない様に、意識改革を行って、新庁舎に似合った、行政になってもらいたいものです。
残念ながら、今の東大阪市の介護保険課・障害福祉課は、我々の仲間では、非常に評判が悪い状況なのが、事実です。

これからの、東大阪市に期待を持ちたいと希望します。