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夏の納涼会は優良な建築物で開催するのが通例。
今回の会場となった大阪・飛田にある「鯛よし百番」は、登録有形文化財に指定されている歴史ある建物。大正末から昭和初めにかけて遊郭建築として誕生し、その後は料亭や観光旅館としての時代を経て、今も当時の雰囲気を色濃く残しています。
建物に一歩足を踏み入れると、緋毛氈が敷かれた廊下や豪華な欄間、繊細な襖絵が迎えてくれます。どの部屋も意匠が凝っていて、まるで“建築の博物館”に迷い込んだよう。織豊期の書院造や桃山風の装飾を取り入れた座敷など、施主や大工のこだわりが随所に感じられます。外観は遊郭風の格子が並び、内と外で対照的な趣があるのも面白いポイント。
食事ももちろん豪華なすき焼き。建築談義に花を咲かせながら、美味しい料理で心もお腹も満たされました。古建築の空間で味わう料理は、やっぱり格別ですね。仲間が集まれば、仕事のことから最近の話題まで、めっちゃ盛り上がりました。
修復を経て今も大切に使われているこの建物に感謝しつつ、私たち建築に携わる者としても「残すこと」「活かすこと」の大切さを改めて感じた時間になりました。仲間や先輩たちとの友好もさらに深まった夜となりました。 |
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